記事詳細
017 018 才能の使い道
2019/10/30/(水)
017 もし、自分に才能が与えられているなら、それは従業員のため、お客様のため、そして社会のために使わなくてはならない。
018 私は、動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない。必ず成功すると固く信じています。と稲盛さんは言われます。
「善」とは何でしょう。稲盛さんの言われる「善」とは善悪という二項対立で考えられるような善ではないようです。比較したり相対的価値としての善ではなく、天地の理法にかなう善、善悪を越えた善、言葉にすれば「絶対善」と言うべきでしょう。その「絶対善」に近づくにはどうすればよいのでしょうか。稲盛さんは半年間、毎晩眠りに就く前に「動機善なりや、私心なかりしか」と自問自答を繰り返されたとあります。
死を自覚したとき、私利私欲のない状態をイメージして大切なことは判断しなさいと聞いたことがあります。どちらも難しいですが、本当に大切なことを決めるときは、かくありたいです。
職員の感想は、私利私欲がないか自分に問う心の学びを稲盛さんに学びたいということでした。
Y.H.C.矢山クリニックの今朝の輪読より(書籍:稲盛和夫著 魂の言葉108)